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虫歯治療で使われる詰め物の差とは? 万が一取れたときはどうする?

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虫歯治療で使われる詰め物の差とは? 万が一取れたときはどうする?

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皆様、こんにちは! デンタルサロン・プレジールの歯科医師、川邉(かわべ)です。いつも「歯医者さんがホンネで薦める審美歯科ここだけの話」をご愛読いただき、ありがとうございます。このコラムでは毎回ひとつのテーマを決めて、私・川邉が皆様のお口の美容と健康に役立つ情報をご紹介しています。

今回お話ししたいのは、虫歯治療などに使われる「詰め物」(インレー)です。健康保険が適用される金属製(金銀パラジウム合金)の「メタルインレー」が一般的ですが、実は同じ保険診療でも白い歯科用プラスチックの「レジン」を用いた「コンポジットレジンインレー」や、健康保険の対象外にはなるものの、天然の歯と同じような色合いで治療跡がわかりづらい「セラミックインレー」など、さまざまなタイプがあります。
虫歯治療を行うときに詰め物を選ぶ参考となるように、それぞれのタイプの特徴や詰め物が取れてしまう原因、詰め物が取れたときの対処法をまとめてご紹介します。

インレーの種類と特徴

詰め物に使われる材料にはさまざまな物があります。まずは、多くの歯科医院で使われている代表的なインレーをご紹介しましょう。

メタルインレー

メタルインレーは、保険診療での虫歯治療で最も使われている素材で、正確には12%の金を含んだ金銀パラジウム合金となります。治療費は、3割負担で1本あたり約1,500~3,000円ほどと安価なのがメリットですが、経年劣化などで歯とのあいだに隙間が生じることも多く、治療後の歯が再度虫歯になる危険性もあります。また、金属イオンが歯や歯茎に溶け出し、金属アレルギーや黒ずみの原因になることもあります。

歯科用プラスチック(コンポジットレジンインレー)

コンポジットレジンインレーは、樹脂製の歯科用プラスチックを光で固めた素材でできており、保険診療で治療が可能です。白色なので目立ちにくいのがメリットですが、レジンは吸水しやすいため、3~4年ほど経つと黄ばんだり黒ずんだりするなど、色の変化が起こることは避けられません。また、銀やセラミックに比べて強度が低いため、虫歯の範囲が大きいと使えないなど、使える症例に限りがあります。

陶器(セラミックインレー)

セラミックインレーは、金属を一切使わない陶器100%です。白く透明感がある天然の歯に近い外見で、強度の点でも申し分ないため、機能と審美性の両方を求める人に向いています。ただし、費用は1本あたり4~7万円程度と、高額なのがデメリットです。

金(ゴールドインレー)

75~84%の金を含んだ金合金のゴールドインレーは、健康保険対象外の治療となります。メタルインレーと同様に金属ですが、天然の歯の硬さに近いため、歯とのあいだに隙間ができにくく、金属イオンが流出する心配はほぼないという違いがあります。価格は1本あたり3~7万円程度です。以前は一定の人気がありましたが、外見ではっきりわかる(目立つ)ことから、最近ではあまり選ばれなくなっています。

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、樹脂素材(レジン)にセラミックの微粒子を練りこんだ物で、レジンとセラミックの中間的な性質を持っています。これも健康保険対象外の治療です。

なお、詰め物の素材ラインナップは歯科医院により違いがあります。どこでもまったく同じ治療が受けられるわけではありませんので、その点もご注意ください。

詰め物が外れてしまう原因は?

詰め物は歯科用接着剤で固定されるため、多少の衝撃では欠けたり取れたりすることはありません。ただし、あくまで人工物なので、大きな衝撃や状況の変化があると取れてしまう場合もあります。詰め物が取れてしまう原因としては、次のようなものがあります。

詰め物の下で虫歯が広がり、詰め物が合わなくなった

・経年により歯科用接着剤が劣化した
・歯ぎしりや食いしばりなどで、歯に大きな負担がかかっていた

このうち、最も多いのは虫歯が進行することで詰め物が合わなくなるパターンです。日頃の歯ブラシが不十分であるか、元々治療の段階で虫歯を取りきれていなかったことが原因である場合が多いといわれています。

なお、詰め物が取れてしまった場合、自分で元通りに付け直すことはほぼ不可能です。詰め物が変形している場合もありますし、うまく収まったように見えても小さな隙間までは防げません。まれに、自分でつけ直して家庭用接着剤で固定する人がいますが、これは絶対やってはいけない対処法のひとつです。食事中に外れてそのまま飲み込んでしまったり、あとで再治療を行う際に邪魔になったりしてしまいます。

詰め物が取れた原因を突き止め、知らないあいだに虫歯が進行してしまうことを防ぐためにも、詰め物が取れた場合はできる限り早く歯科医院を受診するのが正解です。

忙しくてなかなか歯科医院に行けない場合の対処法

いくら「できる限り早く歯科医院を受診する」ことが大切といっても、詰め物が外れたときに歯科医院が開いているとは限りません。また、仕事や子育てが忙しくてなかなか時間が取れないなど、すぐには歯科医院へ行けない場合も多々あるでしょう。そのようなときは、次のようなことで対処してください。

取れた詰め物を保管する

詰め物の素材や歯の状態にもよりますが、接着剤の経年劣化で外れた場合などは、歯科医院でもう一度詰め直してもらえる場合があります。取れた詰め物は失くさないようにティッシュやガーゼなどにくるみ、小さなタッパーなどに入れて保管し、歯科医院へ行く際にいっしょに持っていきましょう。

詰め物が外れた歯で噛まない

詰め物が取れた歯はぽっかりと穴が空いている状態で、外からの力に弱くなっています。硬い物を食べるなどして強い力が加わると、割れたりひびが入ったりしてしまうこともありますので、治療が終わるまでは詰め物が取れた歯を使うのは避けましょう。

しっかり歯磨きをする

詰め物が取れた部分は、食べ物が詰まりやすいですし、歯の表面(エナメル質)の下にある象牙質が露出して、虫歯になりやすくなっています。虫歯や歯周病の予防のためにも、しっかりと歯磨きをしてください。

熱い物や冷たい物など、温度変化がある物は避ける

詰め物が取れた部分は象牙質が露出しているため、熱さや冷たさなどの刺激に過敏になっています。温度差を痛みとして感じやすくなっていますので、温度変化のある物は避けたほうがいいでしょう。

なお、これらはあくまで歯科医院へ行くまでの時間を乗り切るためのケアとなります。根本的な治療法ではありませんので、そのまま放置せず早めに歯科医院に行くようにしましょう。

まとめ

一口に「詰め物」と言ってもさまざまなタイプがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。治療を受けるまえにこれらを知っておき、最適な判断ができるようにしましょう。また、万が一詰め物が外れてしまったときは放置せず、応急的なケアを行った上で、なるべく早めに歯科医院に行って治療を受けてください。

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